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後遺症 (眼球突出)


昨年の秋、白点虫寄生症が猛威をふるっていた時に、1尾のミナミハコフグが眼球突出症を患っていました。その後、眼球突出は治り、ブログにはいずれ書こうと思いその時点では記事にはしませんでした。それから5ヶ月近く経過して、その固体は今でも元気で居るのですが、眼球突出症の後遺症は残ったままのようです。

DSC_2519.jpg

DSC_2531.jpg
データを確認しましたら、撮影日が2014.10.28でした。ハコフグは甲羅と面一で眼球の外側に透明な膜が覆われています。目視で症状を確認していた時には、眼球も動いていましたし、その膜と眼球の間に体液が入り膨らんだのかと思っていましたので、それほど、気にはせずに放っておいても大丈夫だろうと、放置していました。眼球突出で肥大していた状態は、10日程で元の大きさに戻りました。

DSC_3982.jpg眼球突出症を患った方の右目です。以下の画像は昨日今日に撮影しました。(2015.03.22 撮影)

DSC_3984.jpg普通の左目です。

左右対称にほぼ同じ角度から撮影したものです。瞳孔の形状の違いが分かると思います。



DSC_3985.jpg真正面からの撮影ではありませんが、瞳孔の大きさの違いが分かります。


DSC_3999.jpg視線が下向きになっている状態で瞳孔が丸みを帯びています。眼球突出を患った方の右目。

DSC_4004.jpg同じく視線が下向きの正常な左目です。瞳孔の形状の違いが良く分かると思います。


この瞳孔の形状の違いが何を意味しているかと申しますと、眼球突出した右目の方は眼球は動くのですが、水槽を覗いて近寄って来た時に、患った方の目に指を近づけても、驚いて避けてたり逃げたり全く反応しません。逆に、正常な眼球の方は指を近づけると、反応して避けたり逃げたりします。この事から、眼球突出症を患った方の眼は視力が低下しているか、失明している可能性が高いと言えます。眼球は動くので神経が切れてしまったのでしょうか?。今のところ、餌も食べますし命にも別状は無いと思います。しかし、後遺症を残してしまったのは不徳の致すところでございます。








 2015_03_22

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箱福

Author:箱福
転職を境に一旦ハコフグ飼育を休止しましたが、ハコフグ飼育の再開を機にブログを始めました。不定期更新ですが、どうぞ宜しくお願い致します。病気を発症させない飼育、薬剤に頼らない飼育を目指し、ハコフグ類の水槽内繁殖の夢みて、奮闘中。Twitterでも更新しておりますのでご覧ください。

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