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日課とする

Category: 90センチ水槽  

我が家のハコフグ水槽では、チョウチョウウオが長生きできません。白点虫やビブリオ、レンサ球菌などの常在菌の温床となっているから。それらを培養している様なもの。それでも、生命力の強い固体は生き残っています。寄生虫や感染症を患えば、薬浴したりUV殺菌灯などで滅菌したりと、それらに頼りがち。それでも良いのかもしれませんが、ここら辺で志向を変え白点虫や常在菌(病原菌)の温床とならない水槽を目指す事にしました。我が家の水槽は一日一回の給餌なのですが、一度の給餌量が多く一週間で黄ばみが多くなります。そうすると魚が片鰓で呼吸をしたり、比重を高めにしている為、溶存酸素濃度も低いのか呼吸が速いハコフグもいます。分かりやすく言うと「肥溜め水槽」と化しています。それでは、チョウチョウウオも長生きできる訳はございません。通販で魚を購入すると無色透明の飼育水の中に魚が入って来ます。うちの水槽は黄ばんでます。ショップは魚が売れる度に飼育水を袋に入れるので、減った分の飼育水を補います。要は、毎日換水しているのと同じ事なのです。なので、前置きが長くなりましたが、我が家の水槽も毎日換水する事にしました。そうする事で、常在菌(病原菌)や白点虫などの密度も減って行く事に期待したいです。

アンモニア、亜硝酸、硝酸塩、消費されずに蓄積して行く微量元素など、自然界では限りなく無縁な環境で生きている魚が、水槽下では当たり前に存在し過酷な環境を耐え凌いでいては、長生きできる訳がございません。ハコフグの成長期はおよそ三年間。その間にどれだけ大きく成長させられるかも掛かっています。


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しかし、飼育水の換水を毎日の日課にするのは良いとして、人工海水の素の消費がばかになりません。確か、以前に低比重には絶対しないとか書いた覚えがありますが、それ、申し訳ございませんが撤回します。海水の素の節約で比重を低めにする事に決めました。どれくらい低めにするかは魚の状態を見ながら決めてゆきます。1.016程度では白点虫を死滅させる事はできないでしょうけど、私が最近買っている通販ショップは1,014程なのですよ(何故?)。黄ばみがあるということは栄養塩の蓄積も多いのでしょうから、とにかく毎日、人力と労力で20~30リットル換えたいと思います。不都合で換水できない時には前日か後日大目に換水。と、既に先週の土曜から実践しております。ひと月、およそ600リットルから800リットル分の海水の素が必要ですが、大好きなハコフグ(その他の魚)の為なら頑張る。








 2015_02_18

Comments

 

毎日の換水とは凄いです。
箱福殿のハコフグに対する愛情と情熱を感じますね。

現在、我が家ではチョウをトリタン中ですので毎日本水槽の水でトリタンを水換えしております。
その為、毎日30~40L程の新海水を作ってますが、結構めんどくさいです。
一時的なもんですからできますが、これが永遠に続くと思うと気が遠くなりそうです。(笑)

ところで我が家のラクダハコフグはもうすぐ5年飼育になるのですが、もう今以上には大きくならないと思っても良いのでしょうか?
それとも環境(水槽サイズ)を変えたりすると更に大きくなるのでしょうか?
もう今以上大きくなってくれなくても良いのですが、、、笑
コロッケ十円之助  URL   2015-02-19 12:22  

 

コロッケ十円之助様

毎日の換水は大変と思えば大変ですし、換水後の生き生きとしたハコフグ達の姿を見れば、苦にならないと言いたいところですが、私も今年で五十路ですし、腰痛持ちなので難儀と言うのも正直なところでございます。

ハコフグ科の成長期は3~4年程の間だのようです。今の時点から180センチ水槽に移しても成長はしないと思います。終生成長しているという固体の話は聞いた事がございません。飼育下においては3年ほどで成長は止まってしまいます。成長期間内であれば大きな水槽への移動で成長が望まれると思いますが、それでもMaxサイズの三分の二程までしか成長しないようです。天然物でも全ての固体がMaxサイズになれる訳でもありませんし、最初から大きな水槽で飼育したとしてもMaxサイズには成れないと思います。ご存知のように魚は水槽のサイズに合せて成長を止めてしまいます。大きくなったとしても天然物の固体のように、その魚が持つ綺麗な姿にはならないです。ハコフグ科のどの種でも角があるハコフグであれば立派な角は生えませんし、コブが出来る種でも立派なコブはできません。飼育環境が悪いと歪んだ体形になってしまう固体も居るくらいです。180センチ水槽で幼魚からラクダハコフグを飼育しても20センチくらいで成長は止まってしまうと思います。コンゴウフグですと30センチくらいでしょう。成長期が終わると痩せやすくなるので、痩せないように飼育するのが難しいようです。

成長期の終わり頃になりますと性成熟が始まり、産卵する固体も居ます。ちなみに、ご存知かも知れませんが、ラクダハコフグの雄は体表に赤紫色の虫食い模様が現れます。その虫食い模様が出たり消したりします。5年飼育でしたら、雌であれば産卵するかもしれませんが、人工餌より生餌(タコやイカなど)を与えていると産卵する傾向にあるようです。

しかし、180センチ水槽に入れたら成長するかもしれませんよ。成長するというか太る事はあるかも知れません。私は120センチ水槽までの水槽でしか飼育した事がありませんが、12センチ程で成長が止まってしまいました。


箱福  URL   2015-02-20 03:31  

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プロフィール

箱福

Author:箱福
転職を境に一旦ハコフグ飼育を休止しましたが、ハコフグ飼育の再開を機にブログを始めました。不定期更新ですが、どうぞ宜しくお願い致します。病気を発症させない飼育、薬剤に頼らない飼育を目指し、ハコフグ類の水槽内繁殖の夢みて、奮闘中。Twitterでも更新しておりますのでご覧ください。

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