重曹添加中止
Category: 90センチ水槽
年末に巻貝を15匹、90センチ水槽に入れたのですが、前回の導入と同じく。毎日のようにひっくり返って逆さになってしまいました。それで、原因を探っていたのですが、重曹の添加は換水時に人工海水を作るときに、人工海水の素が溶けきった後、バケツに入れ溶かすのですが、やはり重曹が怪しいのです。

人工海水を作るときに、水道水を給湯にして使っていたので、ボイラーは銅管が使われているので、銅中毒も疑い試薬で測定しましたが、0.1mg/lで巻貝の致死量は0.6mg/l以上という事で、銅中毒は除外。

で、重曹を入れないで換水をすると、辛うじて生きている巻貝は翌朝には復活してガラスや岩に張り付いています。が、また重曹入りで換水すると又々ひっくり返ってしまいます。重曹のアルカリ中毒が問題以前に「重曹:炭酸水槽ナトリウム」そのものが巻貝には毒性を示すのかもしれません。魚は問題ないようですが、重曹に敏感な巻貝が死んでしまっては、長期的に重曹を添加することで魚にも悪影響となるかもしれませんので、重曹の添加は中止とします。

人工海水を作るときに、水道水を給湯にして使っていたので、ボイラーは銅管が使われているので、銅中毒も疑い試薬で測定しましたが、0.1mg/lで巻貝の致死量は0.6mg/l以上という事で、銅中毒は除外。

で、重曹を入れないで換水をすると、辛うじて生きている巻貝は翌朝には復活してガラスや岩に張り付いています。が、また重曹入りで換水すると又々ひっくり返ってしまいます。重曹のアルカリ中毒が問題以前に「重曹:炭酸水槽ナトリウム」そのものが巻貝には毒性を示すのかもしれません。魚は問題ないようですが、重曹に敏感な巻貝が死んでしまっては、長期的に重曹を添加することで魚にも悪影響となるかもしれませんので、重曹の添加は中止とします。
Comments
初めまして。
初めまして。いつもブログ参考にさせてもらっています。可能でしたら教えて頂きたいのですが、重曹を入れてPHはどのくらいで、キープしていたのでしょうか?
某ブログでは重曹でPHを8.3に調整してハコフグの白点(この方はa型・・・蓮菌?)が出なくなってたと。
免疫力が上がり寄生されないと、説いています。
これを私は信じていて、ハコフグを飼う予定なので実行しようと思っていました。
もちろん全ては自分で調べ自己責任で行うのが筋だと思う。のですが、
少しのミスが死につながる事なのでご教授して頂けると嬉しく思います。
いきなりのメール失礼しました。
ダイサン URL 2015-01-15 15:58
ダイサン 様
初めまして。
α型溶血性連鎖球菌で検索すると、海水魚飼育関連のブログでは一件のブログしかヒットしませんので、同じブログを見ておられるのだと思いますが、そのブログで言うところのpHを安定させたら、白点が消えたというのですが、その対象になったのはハリセンボンですね。記事を遡ってゆくとハコフグがpHの安定で治癒したとは書かれていないです。コメントは非公開となっていますが、記事の内容に重曹でpH を安定させたら白点が消えた方と消えないと言う方がいらっしゃると、書かれておられました。
私がpHを維持するのには、最初はpH上昇剤を使っていましたがその時には巻貝は死にませんでした。巻貝が大量死するようになったのは重曹を使い始めてからです。ただし、某ブログでは医療用の重曹を使っているのに対して、私が使ったのは食品用の重曹です。どう違うのかと言うと精製法の違いだけだと思うのですが、医療用の方が純度が高くなり不純物が入っていないものという事だと思います。重曹の欠点は水に溶けにくいという事です。ですから、一見溶けたようにみえても実際は溶けきっておらず、持続添加すると濃度が一気に濃くなり、重曹が持つ本来のpH以上に数値が上昇してしまいます。それを、この数ヶ月、付属の軽量スプーンで分量を決め、添加しておりましたが、常に水質が変動している水槽の飼育水では、サジ加減一つで維持安定させるのは難しいと思われます。
中毒症の場合、魚より無脊椎動物の方がは早く致死量に達しますが、アルカリ性云々より重曹(炭酸水素ナトリウム)自体が無脊椎動物になんらかの悪影響を及ぼしているように考察しております。
前置きが長くなりましたが、ご質問のpHは我が家の過密飼育環境では、安定させる事は難しく、それでもpH7.8~8.3をいったりきたりと不安定で固定させる事は出来ませんでした。魚達がアルカリ中毒症となった時にはpH8.6を超えていました。
重曹を使わなくても、石灰質を多く含む重さが軽いライブロックを複数入れますとpHをアルカリ性に保つ事ができますが、魚の数を抑える事と餌さ量を控えめに与える事がアルカリ性を維持する絶対条件だと言う事はいうまでもありません。
問題のアルカリ性をpH8.3に維持すれば溶血性レンサ球菌症が治癒するかという事ですが、私の水槽内での実験では溶血性レンサ球菌に感染されてから、アルカリ性を維持しても「治癒はしない」です。しかし、予防としてのアルカリ性維持はとても重要だと思います。
溶血性レンサ球菌は常在菌ですので、それらの感染症を患うような、飼育をする事自体が問題なのです。特に我が家のような過密飼育をしていますと、飼育水の汚れや劣化が早く、白点虫などに寄生されて体表が荒れると、その傷口がら感染しやすくなります。清涼な水質を維持していて健康な魚はそう簡単に感染症にはなり難いです。
今現在、重曹を使うのはやめましたが、密閉式外部濾過槽の一つを、ウールマット専用として使い始めてから、みるみる白点が減少しており、完全治癒間近となっています。あとは水換えに勝るもの無しでしょうか。pHに拘らずに長期飼育している方々は沢山います。
溶血性レンサ球菌は型をα(アルファ)型、β(ベータ)型、γ(ガンマ)型のギリシャ文字で区別しております。溶血性とは血液を溶かすという意味です。溶血性レンサ球菌で白点が魚の体表に現れるかどうかに付いては、正直なところ病理検査を依頼しないと、本当にその白点がレンサ球菌なのか特定はできないです。ただ、各鰭の付け根が充血する場合はレンサ球菌に感染されていることが疑われます。
箱福 URL 2015-01-16 03:09
有り難うございます
箱福さん有り難うございます。丁寧にこちらの意図をくんで頂き、的確なコメント本当に助かります。
初心者の私には、まだまだ分からないことが多く、深い世界です。
今は、ベテランさんの情報に重点を置いてしまっている状態です。
なので極力、リスクを減らし、ゆっくり じっくり、頑張りたいと思います。
本題の重曹にしても、人間でさえ許容量がありますもんね。
長期飼育できる様また色々考えて行きます。
本当にありがとうございました。
またご教授して頂ければ幸いです。宜しくお願いします。
ダイサン URL 2015-01-16 14:45