荒治療?
Category: 魚類感染症・寄生虫症
横転したままのミナミハコフグですが、90センチ規格水槽内では泳ぐ力も無くなって、送水吸水パイプに挟まる事が多くなりましたので、60センチ規格水槽へ移しました。そこで観察していると、ハコフグの体表側面の片方が膨らんでいるに気付きました。やはり、パイプに挟まったままの状態で内臓が偏ったのか、ガスが体内に溜まってしまったかのどちらかだと考察致しました。
そこで、一か八かでハコフグの側面を押してやってみると、硬いはずの甲羅がふにゃふにゃ、ベコベコという感じでとても柔らかくなっておりました。数回押したり揉んでやりましたが、傾きは直りませんでした。あと、膨らんでいる側面側に針を刺してやろうと考えましたが、病原菌が混入すると悪いのでやめました。



口元に冷凍餌を添えてあげましたが、元気よく食べる事もできなくなっていました。最悪の事を考えると先が長くないかもしれませんが、ハコフグの生命力に委ねたいと思います。あとは寄生虫に寄生されない事を祈るばかりでございます。
追記:
ハコフグって骨粗鬆症とかになるのでしょうか。甲羅粗鬆症?。
カルシウム与えないとダメかな?。
この個体は丸3年飼育した個体でした。(まだ鰭をバタバタさせて泳ごうとしてます)
今(19:50)確認したら側面が水面から出てましたが、水面からでなくなっているので少しは浮力が減ってきている感じですが、あとは自然治癒で快復して欲しいです。
今朝(7/25 7:30)、ハコフグを確認したら、浮いたまま亡くなっておりました。片方の側面が膨らんだままでした。原因が何かを見る為にお腹を開いてみようかと思いましたが、今年は不運続きでそんな気力も無くなっております。

90センチ規格水槽の魚達も鰭が白濁し始めました。
悪化しなければ良いのですが。悪化しないように最善は尽くしてみますよ。
そこで、一か八かでハコフグの側面を押してやってみると、硬いはずの甲羅がふにゃふにゃ、ベコベコという感じでとても柔らかくなっておりました。数回押したり揉んでやりましたが、傾きは直りませんでした。あと、膨らんでいる側面側に針を刺してやろうと考えましたが、病原菌が混入すると悪いのでやめました。



口元に冷凍餌を添えてあげましたが、元気よく食べる事もできなくなっていました。最悪の事を考えると先が長くないかもしれませんが、ハコフグの生命力に委ねたいと思います。あとは寄生虫に寄生されない事を祈るばかりでございます。
追記:
ハコフグって骨粗鬆症とかになるのでしょうか。甲羅粗鬆症?。
カルシウム与えないとダメかな?。
この個体は丸3年飼育した個体でした。(まだ鰭をバタバタさせて泳ごうとしてます)
今(19:50)確認したら側面が水面から出てましたが、水面からでなくなっているので少しは浮力が減ってきている感じですが、あとは自然治癒で快復して欲しいです。
今朝(7/25 7:30)、ハコフグを確認したら、浮いたまま亡くなっておりました。片方の側面が膨らんだままでした。原因が何かを見る為にお腹を開いてみようかと思いましたが、今年は不運続きでそんな気力も無くなっております。

90センチ規格水槽の魚達も鰭が白濁し始めました。
悪化しなければ良いのですが。悪化しないように最善は尽くしてみますよ。
Comments
いつも拝見させていただいております。
ハコフグも柔らかく?なることがあるのですね。
甲羅の外側に水が溜まったような感じになるのでしょうか?それとも箱自体の繋ぎが緩くなるのでしょうか?
今後の容態が心配ながらも興味深い現象と思って見てしまいました。
柳葉 URL 2017-07-23 17:58
柳葉様
こんばんは。
いつもご覧頂き有り難うございます。
海が近いですが、浜辺なのでハコフグは釣れませんから、触る事ができるハコフグは飼っているハコフグのみで、今まで甲羅を触った事と言えば水槽へ移動させる時に軽く背面と腹部を持ったりする程度で、粘膜が剥がれない様に力を入れて触る事はまずありません。あとは、死んでしまったハコフグも持つ部分が背面と腹部や角くらいですから、今回初めて側面を力を入れて押してみると、思っていた以上に柔らかかったので驚いています。
属ごとに甲羅の形状が異なりますし、側面の甲羅は膨らんだり括れたり(太ったり痩せたり)しますからOstracion属は側面の甲羅が背面や腹部と比べて柔軟性があるのかも知れませんね?。
基本的には飼育しているハコフグには粘膜が剥がれないように、甲羅には触らないようにしております。コンゴウフグやアイランドカウフィッシュも硬かったと記憶しております。
甲羅の外側に水が溜まったような感じになるのでしょうか?それとも箱自体の繋ぎが緩くなるのでしょうか?
外見では際立って異常に膨らんでいるとか、変色しているという事はございません。左右の側面を見比べてみて、片側は凹んで見えるのに対して、もう片方は出っ張っています。当然、上を向いて浮いていう側の方が出っ張っている方なのでガスか内臓が偏ってしまっていると思います。あとは腹水が溜まっている?。膨らんでいる側を押してやっても又元に戻ってしまいます。亀甲の合わせ目が折れるというより甲羅全体が柔らかくなっているという印象を持ちました。
ハコフグは甲羅の内側に腹膜で内臓が守られておりますから、解剖してみないと内臓がどうなっているのか分かりません。ただ、亡くなっても解剖はしないと思います。解剖してみて治療方法が見いだせるなら解剖もありかと思いますが、外科治療ではハコフグの場合は難しいと思います。
画像は水中でハコフグを掴んでいるところを撮影したものです。水揚げして押すと甲羅の内側に腹水などが溜まっている場合は、甲羅から外に出て来たかもしれません。甲羅を押しても肛門からガスや糞は出てきませんでした。多分、日に日に快復してくれなければ先は短いと思います。ですから、粘液毒の被害も含めて生きて居る内に他の水槽へ移動させました。
側面の甲羅を押した感触は、500mlのペットボトルを押した感じでしょうか。お刺身用の甘エビの甲羅を剥いた時くらいのエビの甲羅かな?。とにかく柔らかいという感触でした。
箱福 URL 2017-07-23 19:16
こんにちは
うちのハコフグくんは、産卵の前後で、ハッキリと側面が膨らんだりへっこんだりしてました。ハコフグをさわった感覚は石に近いイメージを持っていましたが、案外側面は膨らんだりへっこんだりするものなのかもしれません。
コンゴウくんはエサの直後は、側面が少し膨らみます。
ぬかきりすと URL 2017-07-24 13:00
ぬかきりすと様
こんにちは。
ハコフグの側面に柔軟性がある事は察していましたが、あまりにも柔らかかったので驚きました。先入観というか、ハコフグの甲羅はどこの部分も全部が硬いものと思い込んでいました。ただ、他のハコフグの側面も触ってみないと何とも言えません。水槽に居るハコフグを手で捕まえるとしても逃げない程度の力加減でしか掴まないので、尚更、ハコフグの甲羅は硬いものという固定観念を持ってしまうのでしょう。
コンゴウフグなんかは側面の真ん中辺りに、亀甲と亀甲の間に横に沿って亀裂があり、伸び縮みする膜がありますよね。コンゴウフグは沢山居たので成魚も何度か触りましたから、側面は硬かったと思いましたが。ですから、他のハコフグも亀裂があり、その部分が谷間になって「 〉 〈 」や「 〈 〉 」と括れたり出っ張ったりするのかと思っておりました。
深夜、仕事から帰宅して水槽を覗きましたが、横向きから逆立ちになって、まだプカプカ浮いて居ました。助けてあげたいのですが、成す術がないと言いましょうか。余り手を掛け過ぎると寿命を縮める事にもなりますから、少し様子見します。
箱福 URL 2017-07-25 01:37