居れば何度でも寄生する


60センチ水槽にアイランドカウフィッシュを避難させたことで、アイランドカウフィッシュに寄生していた白点虫の子孫がコンゴウフグに寄生しました。白点虫の生活史(水槽内で)は最初の魚へ寄生し成虫となり離脱してシスト(卵)となり、分裂して数百個体に増え、それを繰り返し数千個体と、その生活史を繰り返すほど白点虫の数は爆発的に増えてゆきます。また、魚によって感受性が異なるために寄生離脱に時差が生じる事もございます。最初に寄生された魚は比較的寄生数が少ないのですが、その魚から離れシストから覚醒した仔虫(遊走子)の数が数百数千となってゆくために新たに寄生される魚は、二次寄生三次寄生となり粉がふいた状態になる事が多いのです。私達が体表に現れた白点を見ているのは成虫であり寄生されてから日にちが経過しております。仔虫(遊走子)は数百倍の顕微鏡でないとその姿を見る事はできません。ですから、最初に寄生された魚が寄生され無くなったのに他の魚達が粉吹き状態になったというのは、時差の為。水槽の水中には数千もの仔虫が浮遊しているのですから、寄生率も高まります。逆に水中に居る仔虫の密度を減らして行くと白点虫の寄生も減ってゆきます。その、密度を減らす手段が飼い主によって異なるだけで、白点虫の仔虫(遊走子)を死滅(駆除)するという目的は同じです。私の場合は換水を繰り返して仔虫(遊走子)の密度を減らして行きます。換水の場合も効率良く駆除できる時間帯があるのでしょうけど、日常生活にも換水をやれる時間帯が限られていますので、今は午前中(出勤前)に換水をしております。60センチ水槽はカルキ抜きした飼育水を換水しておりましたので、また明日から塩素入りの水道水で海水の素を溶かして換水してみようと思います。

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アイランドカウフィッシュは白点虫の姿が減っていますが、二次三次寄生も予想されますので、気を抜けません。

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何気に今晩コンゴウフグをまじまじと見ると白点虫が寄生しておりました。くどいようですが、薬剤は使用しません。寄生されなくなるまでひたすら換水を続けるだけです。毎日決まった量を換水するだけで理屈上は寄生され無くなるはずです。白点虫寄生症は養殖業では数千万円もの被害が出るくらい猛威を振るう寄生虫でもあります。高を括りたかが白点虫と侮って居てはいけません。白点虫寄生症は体力勝負でもあり、魚が体力を消耗する前の早期に駆虫するのが得策です。白点虫が水槽内に存在すれば何度も寄生されてしまいます。白点虫が居なければ寄生はされません。当たり前の事ですが、白点虫の性質を知らなければ魚が全滅する事もあるのです。

白点の粒が細かいからウーディニウムだと思う方々も居るようですが、ウーディニウム・オケラタムは体表に現れる粒が黄ばんでいて「きな粉(大豆の粉)」のようと例えられています。白点虫かどうか確かめる方法としてデジタルカメラのRAW画像でみると離脱前の成虫は、白色で楕円形をしていると白点虫(クリプトカリオン・イリタンス)でほぼ間違いないと思われます。

体力を付けさせる為にアサリも毎日給餌しておりますので、この記事はアサリに付いて書く予定でしたが、写真撮影する際にコンゴウフグに白点虫が付いているのを見てしまったので、内容を変更しました。




 2016_07_11

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箱福

Author:箱福
転職を境に一旦ハコフグ飼育を休止しましたが、ハコフグ飼育の再開を機にブログを始めました。不定期更新ですが、どうぞ宜しくお願い致します。病気を発症させない飼育、薬剤に頼らない飼育を目指し、ハコフグ類の水槽内繁殖の夢みて、奮闘中。

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