発症から1ヶ月経過
Category: 魚類感染症・寄生虫症
コンゴウフグを60センチ規格水槽に入れてから1ヶ月経ちました。症状が悪化する様子もなく、壊死したと思われる腹部の甲羅が剥がれ落ち、残っている患部の甲羅も近いうちに全てが剥がれ落ちるでしょう。患部は痛々しいですが、それ以外は何事も無いように泳いでいます。壊死した甲羅部位が全て剥がれ落ちた後、どれくらいで元の状態に甲羅が再生するのでしょうか。剥がれ落ちた部位が多いので、元の状態に戻るまで1ヶ月以上、もしかすると半年は掛かるかも知れません。


上の2枚は4月29日に撮影した画像です。亀裂に沿って1枚ずつ剥がれ落ちてゆくのが分かります。


下の2枚は5月1日撮影の画像です。あと、6枚ほどで全て落ちてしまいます。
これから夏に向かいます。できれば夏になるまで治癒してもらいたいのですが、何分、ハコフグ飼育を始めてから、初めての症例ですので完治までの期間の見当が付きません。とにかく栄養を沢山取ってもらい、一日も早く完治して頂きたいものでございます。


上の2枚は4月29日に撮影した画像です。亀裂に沿って1枚ずつ剥がれ落ちてゆくのが分かります。


下の2枚は5月1日撮影の画像です。あと、6枚ほどで全て落ちてしまいます。
これから夏に向かいます。できれば夏になるまで治癒してもらいたいのですが、何分、ハコフグ飼育を始めてから、初めての症例ですので完治までの期間の見当が付きません。とにかく栄養を沢山取ってもらい、一日も早く完治して頂きたいものでございます。
Comments
回復してますね!
あと少しで元の皮膚に戻りそうですね。
しかしまた戻したら虐められそうですね
魚は縄張りあるせいか性格が悪いですね笑
同じ種類でも苛める魚苛めない魚いるのが
不思議ですね!
こんごうふぐ URL 2016-05-02 01:00
板状骨格が剥がれたところは、しばらくは凹んだままですが、徐々に厚くなってきます。
もとの厚さまで戻るのに、どれくらいの期間がかかったか記憶にありません……
あと、治った場所はけっこう凸凹になってます(薄い場所はないですが、何ヶ所か盛り上がった箇所があります)。
ぬかきりすと URL 2016-05-02 07:28
こんごうふぐ様へ
こんにちは。
>回復してますね!
>あと少しで元の皮膚に戻りそうですね。
再発症しなければ、いずれ完治すると思われますが、
甲羅の再生による完治まで数ヶ月を要すと思います。
>しかしまた戻したら虐められそうですね
60センチ水槽での飼育で、長年飼育されている方々も居ますので、今のところ90センチ水槽には戻す事は考えていません。同じ60センチ水槽でも60×45×45ワイド水槽だと良いのでしょうけど、昔使っていたワイド水槽は軒下に放置しておりますので、再利用はしたくないので、90センチスリム水槽に変更するかもしれません。90センチ、ランチュウ水槽もありでしょうか?。もう少し様子を見ます。
>魚は縄張りあるせいか性格が悪いですね笑
コンゴウフグは成魚になると深場の砂地に居る事が多いようですので、同種同士や他のハコフグ類と出くわす事は少ないようで、ですから、水槽内でも無防備?であったり温和でいるのだと思われます。ただ、コンゴウフグ同士の複数の混泳をさせていますと成長し成魚になると、喧嘩をするようになります。別種の攻撃にも反撃する事さえあります。
>同じ種類でも苛める魚苛めない魚いるのが
>不思議ですね!
そうですね。同じ種のハコフグでも一個体ごとで性格が異なりますね。その為か水槽に同種を複数混泳させていますと、成長具合も違ってしまいます。オスとかメスとかの違いもあるから尚更のことかも知れませんね。
箱福 URL 2016-05-02 10:32
ぬかきりすと様へ
こんにちは。
症例に付いてのご教示有り難うございます。
>板状骨格が剥がれたところは、しばらくは凹んだままですが、徐々に厚くなってきます。
剥がれた後は暫く凹んだままなのですね。甲羅の再生が始まるまで、再感染しないように気を付けて飼育していたいと思います。甲羅以外は糜爛も無いので患部が甲羅だけで良かったです。この個体が発症する前に、一緒に混泳させたいたコンゴウフグは甲羅が剥がれる前に死んでしまいましたが、生死を分けたのは何故かと時々考える事があります。内臓にも感染したのかも知れませんね?。
>もとの厚さまで戻るのに、どれくらいの期間がかかったか記憶にありません……
患部が、ほぼ腹部全体(白色部分の甲羅全部)が剥がれてしまうので、完治も長引くと思われますが、水質管理に手落ちが無いようにしっかり飼育管理をしてゆきたいと思っています。
>あと、治った場所はけっこう凸凹になってます(薄い場所はないですが、
>何ヶ所か盛り上がった箇所があります)。
甲羅は綺麗に治らなかったのですね。角が折れた時も、変形して生えてしまいましたし、昔、尾鰭の付け根がケガをしている幼魚個体「お店の水槽で大きい魚に尾鰭を齧られた」を買ってきて飼育した事がございましたが、その時も斜め上に変形して伸びてゆきましたので、再生能力はあるものの、元通りにはならないと言う事の様ですね。この度の症例は初めての経験ですので、興味深く観察をしております。
箱福 URL 2016-05-02 11:02
こんごうふぐ様へ
こんにちは。
コンゴウフグの生息域ですが。
静岡県以南の太平洋からインド洋・西太平洋海域。のようですが、主に東南アジアの海域に集中しているようです。(房総半島では死滅回遊として採取される事があるそうです。)
ご存じかも知れませんが、
FishBaseという魚類データーベースがございます。
このデータベースでは、今現在まで知られている魚の殆どが目、科、属ごとに紹介されていて、とても参考になるサイトだと思います。ご興味がありましたら一度ご覧になって観てください。
ただ、目的の魚を探すのに少々手間が掛かります。
以下は検索の手順を示しておきます。
トップページから入る場合の手順をご紹介致します。
トップページ
h ttp://www.fishbase.de/search.php
トップページの画面になりましたら、
「 Quick Identification 」をクリック。
ページが変わります。
タツノオトシゴやウナギのイラストをクリック。
ページが変わり。
スクロゥルドカウフィッシュ、ハリセンボン、マンボウなどのイラストをクリック。
ページが変わり。
スクロゥルドカウフィッシュのイラストをクリック。
種類ごとの写真のページになり、ご覧になりたいハコフグの写真をクリック。
コンゴウフグの場合は、その写真をクリック。
「 Lactoria cornuta」をクリック。
分布域を示す世界地図が紹介されています。
地図をクリックしますと拡大します。
時間帯によってはメンテナンスの為か?。
「Sorry.
MySQL database is down at the moment. 」の文字の頁がでます。
国別の言語でリンクされていますので、他の国のリンクからご覧ください。
面倒な時はこちら。
ハコフグの種類
h ttp://www.fishbase.de/identification/specieslist.php?famcode=446&areacode=&spines=&fins=&c_code=
コンゴウフグの分布域の世界地図
h ttp://www.fishbase.de/summary/6399
地図をクリックしますと拡大します。
直リンクしておきましたが、後日、リンクを外します。
箱福 URL 2016-05-03 01:09