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赤い虫再び

Category: 飼育魚の餌  

飼育水が黄ばむ原因になるのでは?。と、数ヶ月(3ヶ月間?)ほど赤虫の給餌を止めていました。経過をみており、その結果。黄ばみ具合は殆ど変わらないという事に、勝手に結論付け。赤虫の給餌を再開することに致しました。赤虫はどの冷凍餌より食い付きが良い。体内は殆どが体液なので栄養が吸収されやすい。値段も安価。という自論(持論)で、熱帯性海水魚飼育を始めた頃から与えておりましたが、赤虫を与える与えないでは、飼育水の黄ばみ具合は変わりがないので赤虫の給餌を復活させました。

赤虫はユスリカ(揺蚊)の幼虫ですが、自然界ではあまり衛生管理上よくない場所を好み?、生息しているという印象が持たれている為か、病原菌を持ち込むとか。骨格が甲殻類同様に硬い皮で覆われているので、消化が悪いとか。色々と言われていますが、メーカーによってはUV殺菌やビタミン殺菌をしていますし、消化吸収で言えば、ホワイトシュリンプ(イサザアミ)やブラインシュリンプ(アルテミア)も甲殻類ですので、赤虫も気にする事はありません。また消化においては、ブラインシュリンプは食べる前の形状が、そのままの原形を残し消化吸収される事なく便となり排出されるのに対して、赤虫は、被膜(殻)だけが排出されますので、そういう意味では、ブラインシュリンプより栄養が吸収されている事が伺えます。

餌は与えてみると分かる事ですが、魚は正直です。美味しいもの。好むものには食い付きが違います。魚が何を好むかは、魚に聞けば(見れば)分かります。反応が違います。どんなに栄養価が高いとか○○成分が免疫力を高めるとかを、謳った配合飼料であっても、食べなければ無意味です。栄養価、栄養素は勿論大切だと思いますが、質より量?。と思う時があります。


赤虫とホワイトシュリンプを一緒に放り込むと、真っ先に集まるのは赤虫の方です。

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塊(ブロック)が小さくなると、独り占めします。
 
赤虫が無くなりかけるとホワイトシュリンプの方に向かいます。


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塊が無くなってしまいますと、散らばったものを一粒ずつ捕食します。


海水魚に赤虫は良くないという方々もおられるようですが、私は特別問題は無いと思います。問題があれば私自身与えていません。特にハコフグやフグ目の魚などは、自然下でも微生物や小動物を好んで食べていますので、赤虫はそれらの微生物や小動物に食感が似ているのかも知れません。魚にも五感があり、食べられるもの食べられないものを自らが判断します。好むもの、嗜好性は魚に聞くべき。



冷凍餌(赤虫やホワイトシュリンプ)の他に配合飼料や天然餌(海苔やアサリ、甘海老)なども与えています。




 2016_03_26

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箱福

Author:箱福
転職を境に一旦ハコフグ飼育を休止しましたが、ハコフグ飼育の再開を機にブログを始めました。不定期更新ですが、どうぞ宜しくお願い致します。病気を発症させない飼育、薬剤に頼らない飼育を目指し、ハコフグ類の水槽内繁殖の夢みて、奮闘中。Twitterでも更新しておりますのでご覧ください。

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