忘れ去られたこと

Category: 雑記  

海水魚を飼育している方々のブログを拝見すると、購入した魚だけが、水槽に入れてから数週間後にウーディニウムや白点虫に寄生され白点まみれになって、治療の甲斐なく死んでしまうという記事を多く目にします。それは至極当然の事で、魚は体表の保護粘膜で病原菌や寄生虫からの感染や寄生から身体を守っています。その粘膜が海水魚の場合、取れやすい事実を最近のマリンアクアリストはご存知ない?。少なくともひと昔ふた昔は「海水魚の身体に触れてはいけません。」というのは常識でした。まして、今は海水魚を扱うショップでも、堂々と手で掬って手のひらの上に魚を乗せた状態で、魚の写真を撮って掲載しています。私ならそんなショップからは絶対購入しません。只であげると言われても、要らないといいます。なぜなら、その魚一匹の為に他の魚も犠牲になることもあるのです。海水魚の身体に触れてはいけないという常識も知らない店員が海水魚を扱って、うちはしっかりとトリートメントしています。って、トリートメントしたって体表の粘膜が剥がれてしまった海水魚は100%寄生されるし、感染症も患います。

海水魚の体表粘膜には抗体も含まれていると言われています。ですから、常識をしっている海水魚飼育をしている人やショップの店員さんは網や手で掬わないで、魚に触れないように容器を使って飼育水ごと魚を取り出します。近年は珊瑚と海水魚を一緒に飼育するのが普及して、海水魚飼育の基本や常識すら忘れ去れてしまったようです。


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海水魚の体表保護粘膜は剥がれやすく、元の正常な厚さに戻るまで、月日を要します。感染症や寄生虫の感受性が低いスズメダイですら、粘膜が取れれば粉吹き状態になってしまうのです。保護粘膜が取れた海水魚をどんな治療薬を使っても、余程の生命力がある魚でない限り、治癒は不可能です。それを知らずに飼育水が悪いとか水槽自体が悪いだとか、システムが悪いだとか言い出す。本当に悪いのは海水魚に対しての扱い方です。







 2015_12_07

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箱福

Author:箱福
転職を境に一旦ハコフグ飼育を休止しましたが、ハコフグ飼育の再開を機にブログを始めました。不定期更新ですが、どうぞ宜しくお願い致します。病気を発症させない飼育、薬剤に頼らない飼育を目指し、ハコフグ類の水槽内繁殖の夢みて、奮闘中。

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