通販の盲点

Category: 雑記  

ハコフグ飼育を再開してから、海水魚などの生態や器具、餌など、それまで海水魚店(熱帯魚店)に出向いて実際に魚の状態を見て買っていました。インターネットの普及で全国各地の海水魚を扱うショップが、入荷した海水魚を買うことができる時代となりました。しかし、簡単に購入できる反面、欠点も多くあり実際、荷物を開封して現物魚を見るまでは魚の容姿など分かりません。ご丁寧に通販用の魚を、一個体ずつ現物個体の画像を掲載している良心的なショップもありますが、大型店になると高額な個体のみ現物個体を掲載して、売れ筋の大量入荷の個体は一枚の見本画像だけを掲載している事も少なくありません。最近は状態の悪い魚が送られて来る事も少なくなってきていますが、それでも、「生きている」という状態で受け取ってしまった時点で、取引は終了となります。この先は、どんな状態であろうと、売れるまで「生かされていた」から「育てる」と言う事になります。


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ハコフグの場合の殆どの個体は側面が括れ(くびれ)ています。上の写真のように括れをなくすまで数か月要します。また、毎日、たくさん餌を与えていないと直ぐに痩せて括れてしまいます。



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元気の良い個体なら水槽に入れた直後からご覧のように餌を探し出します。入れられた水槽内環境にもよりますが、そのような仕草すら見せない個体であれば、調子が悪くなっている状態です。数日後に餌を探し出せば体調の回復も期待できますが、一週間以上も餌を探さないのであれば、可成り、弱っているか体調が悪いと思われる状態です。例外で半月後や一か月後に餌を食べる事もありますが、極稀な事例だと思います。あとは特殊な餌を食べる魚も例外です。魚はお腹が空くと自らが餌を探しだします。数回与えてみて反応がない場合は、何らかの原因で食欲が無いのですから、むやみやたらに餌を与えても食べてくれないのです。


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また、チョウチョウウオの場合は背肉が落ちていたり、腹部が凹んでいたりする個体も珍しくありませんし、体表の光沢も無くなっている個体も多いです。ご覧のマルケサンバタフライも痩せえた状態でしたが、ここまで福与かにするまで数か月掛かりました。

デジタルカメラが普及し、PCのモニターで見てもデジタル画像の場合、その質感が出にくくなりました。質感とは「手触り感」や「手で触ってみた感触」をいいます。画像を見てもその質感が伝わってこないので、魚の画像を見ても鰭の欠損や傷などは分かっても、体表のヌメリなど手で触ってみないと分かりにくい部分というのは、画像を見ても判断できません。マルケサンの画像を見ると腹部の部位に、光沢(白けている)が出ているのが分かると思いますが、この光沢が粘膜が厚くなってきたという質感です。その質感がデジタルカメラでは表現が出にくいので、ただ色鮮やかに写っているだけでは、購入する魚の健康状態を見抜く事は難しいのです。ショップに出向いて肉眼で現物個体を見ると、一目瞭然でその魚の状態の良し悪しが分かります。その違いを承知おきしたうえで、通販購入をしなければならないのです。




 2015_12_06

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プロフィール

箱福

Author:箱福
転職を境に一旦ハコフグ飼育を休止しましたが、ハコフグ飼育の再開を機にブログを始めました。不定期更新ですが、どうぞ宜しくお願い致します。病気を発症させない飼育、薬剤に頼らない飼育を目指し、ハコフグ類の水槽内繁殖の夢みて、奮闘中。

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