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毎日のようにコンゴウフグとアイランドカウフィッシュにアサリ(冷凍)を与えています。アサリの中に時々共生ガニ(隠れガニ)が住んでいるのはご存じの事と思います。先日、アサリを開いたら赤いモノが目に留まりました。パッと見、アサリが産卵したのかと思いましたが、よく見ると卵を抱いた共生ガニでした。ただ、冷凍アサリなので勿論、共生ガニも冷凍ガニとなっています。で、一瞬思ったのが、生きて居たら飼えたのに……。と思ってしまいました。水温が高いので、もし、生きて居ても長生きはしないでしょうけど。この共生ガニに付いて検索してみますと、実際、飼育していた事例もございました。飼育期間はともかく、上手く飼育すると一年以上は飼えるのかも知れません。

たぶん、アサリに入っていた共生ガニは「シロピンノ」か「オオシロピンノ」のどちらかだと思います。

他にも共生する二枚貝によって、「カギヅメピンノ」や「クロピンノ」が。「サザエピンノ」という種もいるようです。(サザエピンノは巻貝に共生するのでしょうか?)


注: 共生(両利共生)ではなく寄生(片利共生)らしい。


寄生の場合は体内に入り込んで宿主から栄養を吸収するのですが、体内には入り込まないので共生で良いと思うのですが、殻の中なので体内と解釈するのでしょうか。




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アサリを開いたままの状態。

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取り出して甲を上にした状態。

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腹部を上に下状態。

沢山の卵を抱いているのが分かります。


で、思い出したのですが、昔々、生きたアサリを開いたら中にピンノが居ました。生きたアサリですから当然ピンノも生きていました。そのピンノを取り出して水槽に入れたら・・・・・・。一目散にミドリフグが飛んできてピンノを食べてしまったのでした。

大切な魚を失った後に書くのも難ですが、最近は無性に甲殻類が飼いたい私です。魚より高水温に敏感な甲殻類ですので、飼いませんけどね。そういえば、つい最近まで活海老を飼っていたのを忘れていました。そういうんじゃなくて、観賞用のエビやカニ、ヤドカリやシャコなどです。昔々はハコフグ達とそれらを一緒に飼育していた時期もありました。良い思い出です。




 2016_09_11


気温も30℃を下回り海水魚に優しい季節となりました。日中は積乱雲もみえますが、夕暮れになると秋ならではの鱗雲が空に浮かんでいます。新潟では稲穂も黄金色(こがねいろ)に色付き頭を垂れ、実った稲穂から稲刈りも始まりました。まだ台風が多い月なのでフェーン現象が起こると気温も30℃を超えそうですが、ようやく夏も終わったと感じる今日この頃です。

まだ一日中、扇風機は回しております。ヒーターも28℃に設定したままです。

先日、クイーンエンゼルを亡くしてしまって水槽内も寂しく感じています。それだけ、存在感は大きかったという事でしょう。


今日の水槽の様子です。

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寂しく感じる水槽内ですが、夏を乗り越えた?(まだ安心はできません)魚達は元気に泳いでおります。何気に力関係が変わったせいか、いつもと泳ぎっぷりが変わった魚もいます。



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ブルーエンゼルもなんとなく寂しそうに見えますが、時々、チビブルーエンゼルを追い回しております。




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そんな中、(チビ)ブルーエンゼルは気が付けば昨年の9月6日からの飼育ですので一年経過しておりました。いつも、クイーンと大きいブルーエンゼルに追い回されていたせいか、頭皮欠損症が悪化しておりますが、餌も良く食べて元気に泳いでおります。入れた当時はまだ幼魚の縞模様が残っていましたが、今は完全に消えてしまい、成魚らしくなってきました。


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マルケサンバタフライも同じく昨年の9月6日からの飼育ですので、一年経過と言うことになります。このマルケサンは白点虫?なのか中々治癒しませんでしたが、今は身体に白点は確認できませんが、時々、岩などに吻を擦ったりしています。それでも、背肉も付いて体格が良くなりました。一回り成長した感じにみえ貫禄も付いてきました。このマルケサンは背鰭後方の黄色地に黒地が重なっていますが、その黒地が薄れてきました。60センチ水槽に居るマルケサン2尾も黒地が薄れてきています。



今日の60センチ水槽です。

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みんな元気です。

アイランドカウフィッシュはクリーニングをしてもらおうと時々マルケサンに近寄って行きます。


この夏は、高水温の影響を心配していたマルケサンバラフライが元気?に生きていますが、大丈夫だろうと思っていたクイーンエンゼルを失う事となり、少し複雑な気持ちであります。それにしても、初夏には今年は猛暑となるとの長期予報通り、今までにない水槽管理を強いられた夏でした。本当に疲れました。亡くした魚達の事を思えば疲れたなんて言えませんね。



90センチ水槽の健在種

ミナミハコフグ(東アフリカ産)×6尾
ラクダハコフグ×1尾
スクロゥルドカウフィッシュ×1尾
ブルーエンゼル×2尾
コラーレバラフライ×1尾
マルケサンバタフライ×1尾
ニセモチノウオ×2尾
ルリスズメダイ×1尾


60センチ水槽の健在種

コンゴウフグ×1尾
アイランドカウフィッシュ×1尾
マルケサンバタフライ×2尾


今年になって死なせてしまった魚

アイランドカウフィッシュ×1尾
スポッテドマンダリン×1尾
クイーンエンゼル×1尾


魚を死なせてしまうと直ぐに買い足したくなるのですが、我が家の水槽は飼育設備を含め飼育環境を変えなければ、今以上の混泳による長期飼育は難しいのが現状です。満足に長期飼育もできないのに無理に増やす必要性は無いのですけど……。



今年は現状維持が精一杯でしょう。

今現在の心境でした。




 2016_09_11



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プロフィール

箱福

Author:箱福
転職を境に一旦ハコフグ飼育を休止しましたが、ハコフグ飼育の再開を機にブログを始めました。不定期更新ですが、どうぞ宜しくお願い致します。病気を発症させない飼育、薬剤に頼らない飼育を目指し、ハコフグ類の水槽内繁殖の夢みて、奮闘中。Twitterでも更新しておりますのでご覧ください。

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