FC2ブログ



各店舗の通販リストのチェックも怠らない箱福ですが、某ショップのリストにスクロゥルドカウフィッシュとグリーントランクフィッシュ?(多分、バッファロートランクフィッシュだと思う)の幼魚が入荷されていました。ハコフグの種類によっては入荷期間が決まっている種類や、その時期を逃すと翌年まで入荷が無いという種類、年に一度の入荷が有るか無いかと言う至極稀な種類がございます。

DSC_0946.jpg

昨年までは、希少種は入荷されると無理してでも注文していましたが、欲しいという気持ちはありますが、多分に入れても先住ハコフグ達が大きくなっているので同種に関しては、混泳が厳しい状況であります。他の水槽である程度大きくなるまで育ててから混泳させるという手段もありますが、今のところは見送りです。今年はクーラーの購入を優先させる予定です。と言いつつ…バッファロートランクフィッシュは超欲しぃ~。(^^;





 2016_02_07


金魚掬いの法則ってご存知でしょうか。金魚を上手く掬える方法ではありません。金魚掬いの場合、元気の良い個体は底に居ます。弱った個体は水面に居ます。で、掬われるのは殆ど水面に居る個体です。だから、弱った個体から掬われるのでお店側としては合理的なんですね。

DSC_7775.jpg


海水魚に置き換えます。賢いお店は、朝一で死んだ魚を取り出します。ですから、来店して水槽を見たお客様は、ここの魚は元気の良い個体ばかりと錯覚します。中には、傷を負った魚やウイルスや感染症を患った魚が混泳したりして居るお店もあります。で、その個体を安価で売っていたりします。状態の良い魚は値引きしません。擦り傷や鰭欠けを負っただけの魚なら、まだ良いのですが、寄生虫症や感染症(ウイルス性も含む)を患った個体は体力が無くなっている個体です。だから、短命になる事が多いので安価にします。

海水魚(熱帯魚)店舗に行って、実際、個体を吟味して選べる場合、寄生虫症や感染症(ウイルス性も含む)を患っている個体は、いくら安価でも連れて帰らないのが常識(場合によっては伝染する事もあるから)です。まして、疾病などで崩壊した水槽や何度入れても短命になってしまう水槽に入れても、高い確率で短命になってしまいます。魚達が生きられなかった水槽に、魚が死んだからと言って新たに魚を追加しても、水槽環境や水質条件を見直し改善しなければ、何度魚を入れても同じでしょう。追加した魚が生きて行けるくらいなら、その前に入れた魚達は死ぬ事も無かったでしょう?って事です。魚が生きて行けない環境って、受け入れ態勢ができていない水槽だからです。

寄生虫症や感染症を患った個体を安価で購入し、弱っているなんて気にも留めず、魚医にでもなった気になって、早速、淡水浴だの薬浴だの知り得る限りの荒業を試す。魚は清浄な水質環境で体力があれば、治療しなくても治癒できる能力は持っています。多くの場合、魚が元気に生きて行ける環境や治癒できる環境を作ってやるのではなく、治療すれば治るという先入観があるのか、新しい魚を追加したい気持ちが優先してしまいます。で、何度入れても上手くゆかず、いつも振り出しに戻るのです・・・。

上手く飼えない飼育者にありがち、というお話しでした。




 2016_02_07



01  « 2016_02 »  03

SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 - - - - -

プロフィール

箱福

Author:箱福
転職を境に一旦ハコフグ飼育を休止しましたが、ハコフグ飼育の再開を機にブログを始めました。不定期更新ですが、どうぞ宜しくお願い致します。病気を発症させない飼育、薬剤に頼らない飼育を目指し、ハコフグ類の水槽内繁殖の夢みて、奮闘中。Twitterでも更新しておりますのでご覧ください。

アクセスカウンター

QRコード

QR

検索フォーム