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UV殺菌灯を設置してから2週間経ちました。陳旧性変化としては、UV殺菌灯を設置した当初と比べると、格段に白点虫の寄性状況は減っておりますが、まだチョウチョウウオは出たり消えたりの症状が顕著に見られたので、2週目より水温を28℃から23℃に下げて様子見をしております。水温を下げた理由ですが、白点虫を駆除する場合は、白点虫の増殖を上回る早さで駆虫しなければ、白点虫は減って行きませんので、28℃にして活動を活発化させ、寄性離脱頻度を早め駆虫する方法と、水温を低下させ活動を鈍らせ駆虫する方法があり、白点虫の寄性状況とUV殺菌灯の能力(UV殺菌灯は本体ハウジングを通過した細菌や寄生虫だけしか殺菌殺虫しないこと)を考慮して、見極め判断して選択したものです。

ちなみに、熱帯性海水魚は20℃で餌さ食いが落ち、18℃で餌を食べなくなり13℃以下になると動かなくなる(死んでしまう)のです。

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イナズマヤッコにとっては23℃はちょっと低めなので、岩に隠れ気味ですが、もう暫く我慢してもらい、様子をみて24℃に上げる予定です。



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話は変わりますが、白点虫寄性症対策として、pH維持は私もここ半年くらい上昇剤を入れながら調整しておりますが、我が家の場合、100リットル水槽にて超過密飼育状態ですので、可也の量を添加しないと理想値のpH8.3には上がりません。それで、前から思案していたpH上昇剤より安価な、食品用「重曹(炭酸水素ナトリウム)」を、添加しようと買って来たのですが、pH上昇剤の成分を確認したところ、「無機重炭酸塩」「炭酸塩」である事が分かり、同じアルカリ性の成分を持つ物質ですが、調べてみますと「重曹」の方は、大量摂取すると、「アルカローシス (alkalosis) 」という病気になるらしい事が分かり、海水魚飼育においての添加剤としての使用は、どうなのよ?。という疑問となりました。既に、重曹を弱アルカリ性上昇剤の代用として使っている、アクアリストの方もいらっしゃるようですが、魚への影響は、重曹使用事例としては、まだ未知の分野だと考察していますし、海水魚は餌と一緒に海水も飲み込み、尿として排出されますが、という事は、「重曹」の添加を定期的にやっていると、少なからず「重曹(炭酸水素ナトリウム)」が、摂餌ごとに体内に吸収されてしまう?のではないだろうか。ですから、60ワイド水槽への添加は見送り、添加剤の代用としての常用使用は保留としたいと思います。が、重曹を常用使用して弊害が起きないか、致死量はどれくいらかを自分で確かめてみたい部分もあり、60センチ規格水槽で実験してからpH上昇剤として、今後「重曹」を使ってゆくか判断したいと思います。


※注): 炭酸水素ナトリウムと無機重炭酸塩は同じものでしょうか?。
     炭酸塩は炭酸イオンを含む化合物の総称だそうです。













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プロフィール

箱福

Author:箱福
転職を境に一旦ハコフグ飼育を休止しましたが、ハコフグ飼育の再開を機にブログを始めました。不定期更新ですが、どうぞ宜しくお願い致します。病気を発症させない飼育、薬剤に頼らない飼育を目指し、ハコフグ類の水槽内繁殖の夢みて、奮闘中。Twitterでも更新しておりますのでご覧ください。

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