断念

Category: クロハコフグ  

日付が変わってしまいましたが、昨夜、ブログを書いている最中、ガラスが割れるくらいの勢いでぶつかりながら暴れていたクロハコフグ。苦しんでいる様子を見ているのも至極辛いのですが、私の頭の中は迷いと葛藤しておりました。息絶えるまで水槽に入れて置くか、息をしているうちに引き上げてしまうか・・・。普通の魚であれば最後の最後まで水槽に入れていても問題ないのですが、ハコフグの場合は訳が違います。息絶える間際にパフトキシンという粘液毒を放出します。粘液毒を出してしまうと、一緒に入っていた生体も犠牲になってしまいます。ですから、様態が悪化したら、心を鬼にする気持ちで決断しなければなりません。これがハコフグ飼育の辛いところでございます。

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泳ぐ元気もなくなり、横たわる状態が何度か繰り返すようになりましたので、残念ながら毒を出す前に引き上げる事に決めました。


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浮上してきた時を見計らって掬い上げ、袋の中へ。看ているのも、こうしてブログを書いているのも、とても辛いのですがこれがハコフグ飼育というものでございます。今回も力及ばず。力量の無さを痛感されられます。


長生きさせたかったけど…「ごめんなさい」。






 2015_09_28


クロハコフグのオスを入れてから、丸三週間が経ってしまいました。過去に飼育した事のある、日本近海に棲むハコフグの成魚ですらアサリから餌付けた経験がございますが、このクロハコフグは非常に手強いです。ポリプ食のチョウチョウウオ並みです。前回のオスは一ヶ月。メスは40日くらい絶食の末、餓死。もう時間もありません。最後の頼みの綱と言いますか、「活餌」しかないと判断した私は、早速、通販ショップで「餌さ用の活エビ」を注文しまして、今日、予定通り届きました。

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あと、一緒に冷凍生クリルも注文してみました。与えてみましたが、予想通り、まったく見向きもしません。


梱包を開封しますと、餌さとは思えないご配慮でございます。食べられる運命のエビでも、生きていないと「活エビ」とは言えません。この辺りは、飼育する生体と同じ扱いでございます。
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そこで、素朴な疑問?。これって水合せして水槽に入れるの?。初めての活餌を買ったので、思わず考えてしまいました。まっ、どうせ食べられてしまうので、水合せは無しと言う事で・・・。(^^;

DSC_4984.jpgバケツにエビと同梱されていたものをバケツへ移しました。活性炭と網とその中に珊瑚礫(濾材)が入っていました。流石です。活餌と言えども食べるかどうか分からないので、10匹注文したのですが、死着も考慮してか、10匹より多く入っていました。(数えたら15匹くらいでしょうか。)

DSC_5003.jpg水合せ無しなので、網で掬って水槽へ。とても活きの良いエビでピチピチ飛び跳ねます。

DSC_5006.jpg入れるとハコフグは食べると思いきや、クリーニングシュリンプと勘違いしたのか?、鰭を小刻みに震わせクリーニングを要求するではありませんか。やはり、白点虫の寄生が気になって食欲が無いようです。

DSC_5010.jpgクリーニングの要求を何度かした後、クリーニングエビで無い事に気付いたのか、今度は追いかけて食べようとしますが中々喰らいつきません。

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DSC_5013.jpgで、追いかけて食べようとしますが寸前で逃げられてしまいます。頭に逃げたエビが居ます。

DSC_5014.jpg結局、一匹も食べず・・・。先に与えた赤虫は活エビの餌さに。

DSC_5016.jpgアサリも然り。


結局、活餌作戦は失敗に終わったのでした。


そのうち食べてくれる事を祈ります。


この記事を書いてる間に、クロハコフグが暴れています。嫌な予感。

明日の朝が怖い。スキマーが噴火しているかも?。






 2015_09_27


我が家の水槽に来て、2週間が経過しましたクロハコフグのオス固体ですが、まったく餌を食べません。思いついたように餌さに反応はしますが、食べようとしません。やはり体調が今一なのでしょう。同じ日に入れたブルーエンゼルと翌日に入れたマルケサスは、われ先にと餌を食べています。だから、水質は決して悪いという事でもないと思います。白点虫に寄生されているのと、あとは性格面でしょうか?。2週間絶食ですから、このまま摂餌しなければ日に日に衰弱してゆくだけです。で、ハコフグですから、これから先は何時、毒を出すか分からない状況となります。



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2週間経過してクロハコフグの体表に白点虫の寄生も増えてきましたし、他のハコフグやチョウチョウウオにも悪化の兆しが伺える状態となり、さすがに昨年の二の舞にしてはいけませんので、クロハコフグを移動する事にしました。

20日の夜、捕獲作戦を決行。餌は食べませんが、まだまだ元気だけはありまして、捕まえようとすると直ぐに岩の中に隠れてしまいます。岩組みは崩したくないし、じっと出てくるのを待って持久戦となりまして、ようやく捕まえたは良かったのですが取り出す時に暴れて、私も大量の水しぶきを浴びてしまいました。

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なんとか捕まえて、60センチ規格水槽へ。


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昨日はアサリを入るも無反応。赤虫のブロックを浮かべると視線は赤虫の塊をチラリ見するも、これまた食べる気無し。で、暫く距離をとって観察。数十分後、先に入れていたアサリを一口だけ突っ突いたのですが、その後、興味無し。無理矢理餌を与えても食欲が無いので食べないのでしょう。魚は空腹になったり食欲が出てきますと、自らが餌を探し出しますので、無意味に餌を与えても飼育水を汚すだけです。あと何日生きているのか分かりませんが、生きている間は白点虫駆除と良水質維持の為に毎日換水はやりたいと思っています。その結果、自ら餌を求めてくれる事を期待したいと思います。


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90センチ水槽の方は、毎日2回の換水のお陰でしょうか?。白点虫の寄生も減ってきています。このまま寄生が確認できなくなるまで、毎日、出勤前と帰宅後(深夜)の飼育水の交換は続ける予定です。


 2015_09_22


クロハコフグのオスを迎え入れて、丸一週間が経ちました。まったく食べません。前回の固体の時と同じ事を繰り返しているだけで、進歩が無いです。本来なら餌付け水槽兼検閲水槽で餌付けてから、本水槽へ移すべきなのですが、事情説明は省略しまして。餌付かない理由の一つは、やっぱり寄生されています。何にって?。通称「白点虫」です。購入したばかりの固体は体表粘膜が薄くなっているので、「寄生されるだろう」「寄生されているだろう」は、予想通りでございます。ですから、寄生症が悪化しないうちに白点虫であれば駆虫すれば良いだけの事で、治癒します。が、白点虫より怖いのが感染症です。白点虫に寄生される事により、体力の消耗に加えて、傷口からビブリオ菌やレンサ球菌などによる感染です。白点虫寄生症より感染症で命を落とす割合が多いので、毎日、飼育水の交換をする事で、寄生虫の遊走子と病原菌の密度を減らしてゆこうという作戦を、水槽に入れた時から実践しています。飼育水の黄ばみが減ってきているので、黄ばみが無くなっているという事は、少なからず遊走子や病原菌も減っているという、都合の良い解釈で、毎日、朝晩せっせと換え水しています。


今日は、お休みでしたので、飼育水を40リットル交換。
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ついでに少しだけガラス面の苔取りもしました。さすがに宇宙一苔だらけ水槽でも、見るに耐えないと言われそうなので、仕方なく苔を取りました。本当は巻貝にお任せしたいのですが、まだ水温が高めなので入れていません。一個体だけ居ますが、殆んど移動しないで居ます。マガキ貝は6固体居ますが、殆んど底のお掃除だけです。
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夏場の水温上昇を避ける為に、水槽用照明が付けていませんので、よく確認できなかったのですが、寄生具合はデジタルカメラで撮ると良く分かります。鰭に点々と曇りがありますが、これでは、餌さを食べる気にもならない訳です。(多分に)

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我が家では、ハコフグ以外にも魚を混泳させています。ハコフグ以外にも色々な魚を飼いたいというのもありますが、それ以外の目的としましては、白点虫寄生症などの感受性の目安を付ける為に、混泳させています。それぞれ魚の種類で寄生による感受性が異なりますので、チョウチョウウオやヤッコなどの寄生具合や、治癒具合をみて対処方法を判断しています。
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チョウチョウウオでも飼い込んだ固体は、寄生されにくいのです。コラリスは大型ヤッコ並みに肥えていますので、今後の寄生具合では水槽内の遊走子の蔓延密度の判断にもなります。
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チョウチョウウオには寄生しているのが確認できますが、ラクダハコフグにはまだ寄生が確認できない状況です。
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しかし、ミナミハコフグには鰭や甲羅部分に僅かに寄生が確認できます。この様に、ハコフグの種類のよっても感受性は異なります。
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それぞれの魚の状態を見ながら、白点虫の駆虫に専念したいと思っています。一応、夏場「OFF」にしていたUV殺菌灯は「ON」にしました。クロハコフグのオスは、餌付かないで終わってしまうかもしれませんが、出来る限りの事はやりたいと思います。






 2015_09_14


絶食していた14センチ程のクロハコフグは昨日帰宅して水槽を覗いたら落ちていました。で、水面には泡!泡!泡!。
そうです。粘液毒を死ぬ間際に出したようです。水槽を覗いた時点ではシリキルリスズメダイは体色が黒ずんでいたものの、まだ泳いでいましたが、直ぐにクロハコフグを取り出そうと、クロハコフグを引き上げて間も無く、シリキルリスズメダイは狂ったように泳ぎだし、息絶えてしまいました。クロハコフグを引き上げ時に粘液毒が辺りに広まったようです。今回で粘液毒放出は、二例目となりました。

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水面が泡立ち、飼育水は白濁しておりました。

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もう30分早く帰宅していれば、シリキルリスズメダイが生きていたので、クロハコフグもまだ生きていたかもしれません。

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クロハコフグの引き上げには念の為、薄手のゴム手袋を着用して取り出し、ビニール袋へ。

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クロハコフグの粘液毒は魚には猛毒のようですが、巻貝はなんとも無いようです。


結局、水槽に入れてから38日で餓死という結果となってしまいました。













 2014_11_19



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プロフィール

箱福

Author:箱福
転職を境に一旦ハコフグ飼育を休止しましたが、ハコフグ飼育の再開を機にブログを始めました。不定期更新ですが、どうぞ宜しくお願い致します。病気を発症させない飼育、薬剤に頼らない飼育を目指し、ハコフグ類の水槽内繁殖の夢みて、奮闘中。

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