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先日投稿した近況の翌日(実際は撮影したのが投稿の数日前)に、突然テングハコフグが体調を崩して、寝て起きて水槽を確認すると底に落ちていました。体表は綺麗だったので臨終間もないと思い即座にテングハコフグの亡骸を引き上げました。その時点ではカクレクマノミ2尾とシマキンチャクフグは生きていました。いつも通りに出勤前に給餌して会社へ。引き上げて時点で生きていたから特に心配する事も無く仕事を終え帰宅してから、水槽を確認するとまさかの光景でした。カクレクマノミは2尾で仲良くしていたし、シマキンチャクフグも順調に飼育できていたので可成り愕然としてしまいました。シマキンチャクフグは自らが毒を持っているのですが、毒の成分が違う為かハコフグの粘液毒には耐性が無かったようです。


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特に水面が泡立っていた訳でもなく飼育水が白濁していた訳でもありませんでしたが、大量に毒を放出したほどでもなかったのかラクダハコフグと大きいコンゴウフグは何事も無かったように泳いでいました。亡くなったテングハコフグに虐められて瀕死状態になったテングハコフグは、別水槽へ避難させて幸いにも回復をして今では頗る元気になったのに、虐めていた方が亡くなってしまうとは思いもしませんでした。ただ、亡くなったテングハコフグは配合飼料は食べませんでしたから栄養失調かなとも思います。今思えば、出勤前に給餌せずに行けば良かったのか、粘液毒を含んだ飼育水が配合飼料に染み込んで、それを食べて死んでしまったのかもとか思ったり。でも、それは無いか。ラクダハコフグとコンゴウフグは生きているし。

ハコフグ飼育では、このような事例もあるという事でした。




 2022_12_18


10月下旬ともなると肌寒い日もありますが、水槽の方はクーラーの作動もなくなり代わりにヒーターが作動して、水温変化も少なくなり海水魚飼育にとっては良い季節となりました。で、いつもながら通販サイトやらネットオークションなどをチェックしておりましたら、ヤフオクで目に留まるハコフグ(近海採集)が出品されておりまして、少し迷いましたが入札して出勤(夜勤なので)して帰宅してから結果を見たら落札できておりました。出品者の方との都合を相談して平日28日(木曜)に届けてもらうことにしまして、梱包の水量も多く開封時の水温も22℃で水合わせ後、無事に水槽へ入れる事が出来ました。このハコフグを飼育するのは16~17年ぶりくらいかと思います。既に、成魚の模様が顕著に現れておりますが、豆サイズだと黄色くハコフグやミナミハコフグと混同されやすいようです。特徴としては、背面に細かい黒斑点が密集しており腹部には黒斑点はありません。白色の無地で、成長に伴い吻が肥大してゆきます。吻が出っ張ってくるとテングハコフグとハッキリ分かる容姿となります。今の大きさではまだ吻が出っ張っていないので、区別がつかない方もいるかも知れませんね?。現時点では6~7㎝程です。また日本近海には生息していない、ヒョモンハコフグの和名を持つショートノーズボックスフィッシュとも混同されているようです。何故、ショートノーズボックスフィッシュに和名が付いたのかは不明です。ご存じの方ご教示ください。


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テングハコフグですが、水槽入りして2日目ですが写真を撮って拡大画像で見たら白点でてました。肉眼では確認できない程、小さいのですが、悪化しないように暫くは要観察した方が良さそうです。一応、配合飼料、冷凍餌、冷凍アサリを食べてくれるので、体力をつけて体表粘膜の分泌量を回復させてあげたいと思っております。



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↑こちらが、ヒョウモンハコフグ(ショートノーズボックスフィッシュ)です。まず、色味から異なります。このショートノーズボックスフィッシュは豆サイズの時点から既に白に近いグレー色で見方によってはパールホワイトにも見えます。和名のヒョウモン(豹紋)は黒斑点が興奮するとリング状に変化して黒斑→リング→黒斑→リングと明滅し模様を変化させます。そのリング状斑点が豹柄に見えることから豹紋箱河豚の和名がつけられたのだと思います。が、ハコフグ類の飼育を20年余りやってきましたが、私はその和名が有る事を一昨年に知りました。


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ラクダハコフグは順調です。食欲も旺盛ですし、致命的となつる病気も発症しておりません。このまま順調に成長して欲しいものです。


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昨年の夏頃、他の水槽への移動時に粘液毒放出事故で失ってしまった、アイランドカウフィッシュも再び飼育することにしました。20年近く前は幻のカウフィッシュと言われていましたが、近年は毎年春先に入荷されるようになりました。過去の飼育個体は東アフリカ海域個体でしたが、今回の個体は西アフリカ海域個体のようです。アフリカ大陸の西側東側のどちらの海域にも生息しているようです。


ラクダハコフグ、テングハコフグ、アイランドカウフィッシュの3種の飼育がまた始まりまりましたが、激しい喧嘩もすることなく泳いでおりますが、できるだけ長生きできるように管理して行きたとと思っている次第でございます。


記事を書いたついでに、「豹柄」で画像検索してみましたら、テンフハコフグの背面の模様が豹柄に見えるといえば見えるので、もしかしたら、テンフハコフグとヒョウモンハコフグは同一の種で和名が二つ付いているのかもしれません?。近年、海水魚店はペット通販量販店などの流通名ではショートノーズボックスフィッシュに対してヒョウモンハコフグとして販売されています。この個体はテングではなくヒョウモンハコフグとして出品されておりました。地域によってはテングハコフグだったりヒョウモンハコフグと言っているのかもしれません?。流通名はショートノーズボックスフィッシュには和名が無いのでヒョウモンハコフグの名付けた業者がいたのかもしれません?。和名が有れば図鑑にも和名で載ると思うのですが、和名が付いている図鑑なり論文とかあるのかな?。益々分からなくなってきました。深く考えないことにしまよう。




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プロフィール

箱福

Author:箱福
転職を境に一旦ハコフグ飼育を休止しましたが、ハコフグ飼育の再開を機にブログを始めました。不定期更新ですが、どうぞ宜しくお願い致します。病気を発症させない飼育、薬剤に頼らない飼育を目指し、ハコフグ類の水槽内繁殖の夢みて、奮闘中。Twitterでも更新しておりますのでご覧ください。

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